坂本龍一|音を視る 時を聴く✨動画🎥

2025/9/10 に編集しました

... もっと見る東京都現代美術館(MOT)の「坂本龍一|音を視る 時を聴く」は、いわゆる“作品を鑑賞する展覧会”というより、空間ごと体験して「音」と「時間」を身体で受け取る展示だと感じました。美術館に入ってから出るまで、静けさの濃度が少しずつ変わっていくのが印象的で、歩くスピードまで自然とゆっくりになります。 私が行く前に気になっていたのは、「どんな展示?」「音楽ファンでも楽しめる?」「坂本龍一展覧会って難しい?」という点。実際は、事前知識がなくても“心地よい違和感”として入ってくる場面が多く、音が見える/時間が聞こえる、というタイトルの意味をあとからじわじわ理解できるタイプでした。逆に、坂本龍一の曲をよく聴いてきた人は、ふとした音の響きや余白で記憶が呼び起こされると思います。私は展示の途中で『シェルタリング・スカイ(シェルタリング・スカイ)』の空気感を思い出して、映画のワンシーンみたいに感情がスッと切り替わりました。 回り方のコツとしては、急いで全部“理解しよう”としないこと。音のある展示では、数十秒〜数分その場に立ち止まるだけで、聴こえ方が変わったり、周囲の人の動きも含めて作品になる瞬間があります。可能なら、混みやすい時間帯を避けて行くと、展示の「間」がより楽しめました。 あと、検索で「亡くなる直前」という言葉が出てくるのも分かる気がして、作品に触れていると“今ここにいない人の時間”と自分の現在が重なるような感覚がありました。ただ、しんみり一辺倒ではなく、音の美しさやユーモア、都市や自然へのまなざしも感じられて、鑑賞後は不思議と気持ちが整うような後味でした。 アクセス面では、東京都現代美術館は東京都江東区三好にあり、館内も広め。展示の余韻を残したい人は、最後にミュージアムショップをのぞいたり、館内の休憩スペースで少し座ってから帰るのがおすすめです。私は鑑賞直後に感想をメモしておいたら、体験の輪郭がはっきり残りました。これから行く人は、ぜひ“静かに聴く時間”を取りに行くつもりで訪れてみてください。