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Grave of the Fireflies

2025/8/17 Edited to

... Read more『火垂るの墓』って、ただ「悲しい映画」じゃなくて、印象的な“象徴”が何度も出てくるのが忘れられないんですよね。私が特に記憶に残ってるのは、蛍のシーンとサクマドロップスの缶。どっちも綺麗なのに、見終わったあと胸がギュッとなる感じがします。 蛍の場面は、一瞬だけ現実を忘れられるくらい幻想的。でも「なんで蛍死んでしまうん?」って検索したくなるのも分かって、短い命=当時の子どもたちの儚さを重ねて見せてるのかな…と私は感じました。節子が「もう死んじゃったん?」みたいに受け止める無邪気さがある分、見てる側が余計につらい。 サクマドロップスの缶も、最初は“可愛い思い出アイテム”っぽいのに、だんだん生活のリアルに直結してくるのが怖いところ。缶から飴を出す仕草や、空になった缶が映るだけで、状況の厳しさが伝わってきます。個人的には、あの缶が出てくるシーンは泣けるというより、静かに追い詰められる感じで苦しくなりました。 「怖いシーン」ってホラー的な怖さじゃなくて、戦争の中で日常が壊れていく“逃げ場のなさ”が怖いんだと思います。防空壕のシーンも、最初は秘密基地みたいに見えるのに、だんだん閉塞感が増していくのがキツい…。アリが群がるスイカの皮みたいな細かい描写も、当時の空気が生々しくて印象に残ります。 あと、ポスターが「怖い」って言われるのも分かります。蛍が綺麗で目を引くのに、見れば見るほど不穏で、物語の結末を知ってると余計に刺さるんですよね。 内容をざっくり振り返るなら、清太(節子の兄)が妹を守ろうとして必死に動く一方で、社会や環境に追い詰められていく話。だからこそ、泣けるシーンが“感動”というより“取り返しのつかなさ”として残ります。見るのに体力がいるけど、蛍・ドロップ缶・防空壕…どの場面も意味が詰まっていて、忘れられない作品だなと思いました。