Illustratorサイズが足りない時の対処法
Illustratorで「サイズが足りない」と感じた時、私はまず“何のサイズが足りないのか”を切り分けるようにしています。アートボードなのか、オブジェクト(図形・画像・文字)なのか、表の幅なのかで、正解の操作が変わるからです。 ■1) まずはアートボードのサイズ変更(いちばん多い) ポスターやバナーで「収まらない」場合は、アートボードを広げるのが早いです。アートボードツールでサイズを調整し、数値入力で正確に変更します。複数アートボードがある時は、ついでに順番も整理すると書き出しミスが減ります(アートボードパネルで並び替え)。 ■2) オブジェクトだけ大きくしたい(線が太くなる問題も) ロゴやイラストを縮小したら「線が太く見える」ことがあります。私は拡大縮小前に、環境設定で「線幅と効果も拡大・縮小」を意図に合わせてON/OFFします。線の見た目を維持したいならOFF、全体の比率を保ちたいならONが安心です。 ■3) 長さを測る(地味に時短) 余白や線の長さを確認したい時は、定規や計測ツールを使って“感覚”から卒業するとミスが減りました。特に印刷物やUIの整列は、数値で揃えるだけで仕上がりが一気に良くなります。 ■4) 表(テーブル)の幅を変えるコツ 表は無理に一括で拡大縮小すると文字組みが崩れがちです。私は列幅を個別に調整→必要ならグループ解除を確認→最後に整列、の順にしています。表が複雑な時ほど、少しずつ直す方が結果的に早いです。 ■5) 「メモリが足りない」「不明なエラー」になった時の軽量化 サイズ変更の途中で「メモリが足りないか、オブジェクトが複雑すぎます…」が出ることがあります。私は次を順番に試します。 ・ドキュメントウインドウ表示を縮小(表示負荷を減らす) ・リンク画像の解像度/埋め込み状況を見直す(リンク推奨) ・複雑な効果(ぼかし・グラデ・透明)の多用を整理 ・不要なパス/クリッピングマスク外側のゴミを削除 ・重い原因が特定できない時は、レイヤーを分けて原因箇所を切り分け Photoshopの「カンバスサイズ」と同じ感覚でアートボードだけ広げたい時もありますが、Illustratorは“アートボード”と“オブジェクト”が別物なので、目的に合わせて操作を選ぶのがいちばんの近道でした。