黒い煙をたなびかせて汽車
両脇は一面 黄色い菜の花
風が吹くと 揺れながら道を譲る
遠くの汽笛が 胸の奥に響く
「どこまで行くの?」
「どこかへ連れて行ってくれるの?」
一人で佇んだ あの春の日
黒い煙は 空へ溶けていく
それでも ただ見送っていた
寂しさも 憧れも 全部 その煙に乗せて
二人、肩を並べて座り
甘酸っぱい野イチゴをひとつふたつ口に運ぶ
7/2 に編集しました
私も昔、春の田舎で汽車を見送ったことがあります。あの時、黄色い菜の花が一面に咲き誇る景色に囲まれて、遠くから聞こえる汽笛が心の奥底に響き渡りました。汽車の黒い煙がゆっくりと空へ溶けていく姿を見つめながら、寂しさと憧れが交錯していました。 汽車が遠ざかるとき、私はただ見送ることしかできませんでしたが、その瞬間の感情は今でも忘れられません。まるで何か大切なものを手放すような、不思議な解放感とともに、未来への期待も胸に秘めていました。 また、二人で肩を並べて甘酸っぱい野イチゴを分け合った場面も、私の心に鮮明に残っています。自然の中での小さな幸せの共有が、優しさや愛をより一層感じさせてくれました。この経験は、心の成長や人との絆の大切さを改めて教えてくれたように思います。 北海道の田舎の風景や心の交流をテーマに、自然と人との繋がりを大切にした詩は、私にとっても共感できる内容でした。春の訪れとともに感じる希望や感動、そして人の優しさを再認識できる素敵な作品だと思います。皆さんも、この詩を通して自分の大切な思い出や心の風景を振り返ってみてはいかがでしょうか。