あの山の風景|第6話 駆の物語「見ているだけの僕と、動き出す世界」
流れていくテールランプ。 重なり合う山の緑。 その一つひとつに、 誰かの物語がある。 駆の物語、第6話は、 世界を“見つめる側”にいる自分を描いた一話。 目の前には確かに広がっているのに、 どこか触れられない距離。 誰もが何かを求めて生きている。 その流れの中に、自分もいるはずなのに—— ただ、見ていることしかできない。 それでも、その景色は心を動かし、 言葉やメロディへと変わっていく。 夏から秋、秋から冬へ変わるように。 ――今はまだ、交わらない。 でも、この想いは確かにここにある。 この想い、誰かに届けばいい。 この想い、