大事だったものは、失ったあとも自分の中に残り続ける🕰️
「本当に大切なものは失ってから気づく」って、頭では分かっているつもりでも、現実に起きた瞬間に一気に意味が変わる言葉だなと思います。私も、当たり前にあると思っていた関係や時間がふっと途切れたとき、残ったのは“後悔”というより「もっとちゃんと味わっておけばよかった」という感覚でした。失ったものは戻らなくても、そこで感じた温度や匂い、言葉の端っこみたいなものが、自分の中でずっと生き続けるんですよね。 今回のぐるぐるマーブルアートは、その「残り続ける感覚」を形にしたくて描きました。マーブルって、混ざり切らずに境界が残るのが好きで。楽しかった記憶も、寂しさも、どっちかだけに溶けて消えるんじゃなくて、層になって自分の中に残る気がします。 もし同じように「失ってから気づいた」経験がある人がいたら、気持ちの整理に“手を動かす”のはけっこうおすすめです。私の場合、言葉にすると重くなりすぎるときでも、アクリル絵の具を垂らして、ぐるぐる回して、偶然できた模様を見ていると、「今の自分はこれでいい」と少し落ち着けました。うまく描こうとしなくて大丈夫で、むしろ偶然がそのまま感情みたいに見えてくるのがマーブルアートの良さです。 簡単アートとしてやるなら、色は2〜3色に絞ると濁りにくいです。白を少し混ぜると“余白”ができて、気持ちにも息継ぎが入る感じがしました。描き終わったあとに作品を見返すと、当時は言えなかった「大切だった」の気持ちを、ちゃんと自分が認めてあげられる気がします。 失ったからこそ気づけたことって、つらいけど無駄じゃない。大事だったものは、なくなったあとも自分の中に残り続ける——その事実に、少しだけ救われています。
