読書タイム#33

『イシナガキクエを探しています』 著:夜馬裕

*あらすじ*

長年「イシナガキクエ」を探していた米原実次は、テレビ東京に協力を依頼した直後に死亡し、その遺志を継いで番組が放送された。全3回の深夜放送は大きな反響を呼んだが、多くの疑問を残しながら未解決のまま終了し、視聴者の間で物議を醸した。------日本中を震撼させた異色モキュメンタリー番組。失踪した女性を探し続けた本当の理由は?放送後に判明した衝撃の事実。

*感想*

「イシナガキクエ」という人物の話は、何かの映像でみたような、別の本で読んだような、、、という感じですが、その時よりもさらに詳しく書かれており、QRコードもついていてどっぷり話にのめり込める本でした。

ぜひ読んでみてください✨

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2025/8/2 に編集しました

... もっと見る検索で多い「イシナガキクエ 実話?」について、私が読んで感じた範囲でまとめます(大きなネタバレは避けます)。結論から言うと、この作品は“実話そのもの”というより、実話に見えるように作り込まれたモキュメンタリー(フィクション寄りの体験型)だと私は受け取りました。読んでいる間は、本当に「お心当たりの方はご連絡をお願いいたします。」みたいな呼びかけが現実に存在しているように錯覚する瞬間があって、そこが一番怖い&面白いところです。 実話っぽく感じる理由の1つが、映像や番組の体裁を文章で再現している点。作中では「テレビ東京に協力を依頼」「全3回の深夜放送」など、具体的な設定が出てくるので、ニュースや過去の特番を思い出す人ほど“見たことがある気がする”感覚になります。私もまさにそれで、どこかで映像を見たような既視感がありました。 もう1つ大きいのが、QRコードの存在。読みながらスマホでアクセスすると、紙の中だけで完結しない「外側に広がる情報」を触ってしまうので、現実と地続きに感じやすいです。こういう仕掛けは、実話・怪談・都市伝説の読者体験と相性が良くて、没入感が一段上がります。 「じゃあ本当にイシナガキクエという失踪者がいるの?」と気になる人へ。作品の面白さは、真偽を断定するよりも、“断定できない状態”を読者に残す構造にあると思いました。未解決っぽさ、視聴者の間で物議を醸す感じ、後から判明する事実…そういった要素が「実話だったら怖すぎる」に直結します。 私が読む前におすすめしたいのは、最初に「実話かどうかの答え」を検索しすぎないこと。先に種明かしを見てしまうと、じわじわくる違和感や「これ本当…?」の揺れが薄れます。できれば、表紙の不穏さ(ぼやけた女性の感じ)と、作中の呼びかけ文を“そのまま”受け取って読み進めるのが一番楽しめました。 読後は、実話かフィクションか以上に「なぜ探していたのか」「なぜ番組化したのか」という動機の部分が刺さります。気になっている人は、まずはネタバレなしで1周目→余韻が残ったらQR含めて2周目、の順が個人的におすすめです。