読書タイム#42
『天国までの記憶列車』 琴織ゆき
*あらすじ*
死者が1度だけ過去に戻れる記憶列車の旅-----。
死ぬ前に、もう一度会いたい人はいますか?
追憶行の決まりごと。①過去へ戻ることが出来る。②制限時間は十二時間。③死の運命は覆らない。④死を、伝えるのは厳禁。
*感想*
このお話は様々な亡くなった人が追憶行の列車に乗り、過去に戻れるというお話です。亡くなってから後悔していることはありませんか?たった十二時間、されど十二時間。それぞれに後悔していることをやり直しにいくのですが、涙腺が始終ゆるみっぱなしで、涙が止まりませんでした。最後には追憶行の車掌さんのお話もあるので最後まで楽しんで読むことができます!
ぜひ読んでみてください✨
琴織ゆきの『天国までの記憶列車』には深いテーマが込められていて、読んでいて自然と自分の後悔や大切な人との思い出を振り返るきっかけになりました。 この物語の特徴は、死者が過去の一場面に戻り再会できるものの、時間はたったの十二時間しかなく、死の運命は変えられないという点です。個人的にはこの制約が物語に切なさとリアリティを与えていて、心に響きました。 また、満月の夜に水辺で車掌帽をかぶった黒猫が列車を見つめている表紙のイラストもとても印象的でした。イラストの静かな雰囲気と物語の静謐がマッチして、ページをめくる手が止まりませんでした。 物語の終盤には、「追憶行」の車掌さんの視点から語られるパートもあり、全体の構成が緻密で飽きさせません。死を伝えることが厳禁というルールは、死者たちの孤独感や葛藤を感じさせて、より感情移入しやすかったです。 作者の琴織ゆ きさんの世界観に触れながら、私も大切な人にもう一度会えるとしたら何を伝えたいか、考えずにはいられませんでした。読書後、心が温かくも切なくなる作品でおすすめです。秋の夜長にぜひ一読してみてください!


終始泣いちゃいそう😭タイトルからもう泣いちゃう🥲