たまに言われることがあります。
本当は見えてるんじゃないの?
でもこんな形での言葉を初めてでした。
腹も立つけれども、人の何を知ってんねんと言う腹正しさも特にありましたが、こんなふうに思われる人もいるんだなぁと思って、また心を変えてがんばります(笑)
私は以前、全盲であるにも関わらず「本当は見えているのでは?」と疑われる経験をしました。特に印象に残ったのが、「全盲なのにメニューを見ているような行動をしている」と言われたことです。これを聞いたときはとても腹が立ちましたし、自分のことを何も知らず決めつける人がいることに悲しさも感じました。 全盲でも義眼を使っていたり、周囲の音や空気感を敏感に感じ取りながら行動していることがあります。しかしそれを「見えている」と誤解されることは多いのです。私自身、そういった誤解を受けるたびに、自分の本当の状況や努力が理解されないもどかしさを感じました。 けれども、こうした否定的な声を受け止め、心を切り替えることで、自分を取り巻く社会に対して少しずつ理解を深めてもらう努力に変えました。たとえば、義眼の存在を説明したり、見えなくてもできる工夫や日常生活の中の努力を伝えたりすることで、周囲の理解が少しずつ得られるようになりました。 私の経験から学んだのは、見た目や行動だけで人を判断しないでほしいということ。全盲であっても、独自の方法で物事を感じ取り、生活していることを知ってほしいです。そして、疑いの目を向けるのではなく、まずはその人の話に耳を傾け、理解しようとする姿勢が大切だと感じています。 今後も私は、全盲であることを隠すのではなく、誤解や偏見と向き合いながら、前向きに自分のペースで生き ていきたいと思います。同じような経験を持つ方々にも、どうか諦めずに自分らしくいられる道を見つけてほしいです。
