沖縄お盆の日

沖縄の旧盆の日

豚の中味(モツ)のお汁は定番です。

2025/9/6 に編集しました

... もっと見る沖縄の旧盆(お盆)は、親戚が集まってご先祖さまを迎える大事な行事で、料理も“いつものごちそう”が並びます。その中でも、わたしの中で「旧盆が来たな」と一番感じるのが中味汁。大きな鍋で湯気を立てて煮込んでいるだけで、家の空気が一気に旧盆モードになります。 まず「中味(なかみ)の意味」ですが、沖縄の言葉・使い方としては豚の内臓(モツ)を指すことが多いです。本土でいう「モツ汁」に近いイメージで、“中身=内側のもの”から来ている、と覚えるとわかりやすいと思います。料理名の「中味汁」は、豚モツを主役にしたお汁で、旧盆やお祝い事でよく登場する定番メニューです。 味わいは、臭みがしっかり取れていると、意外とあっさり。コクはあるけど重すぎず、具材のうま味がじんわり出るタイプです。具はお店や家庭で違いますが、豚モツに加えて、こんにゃく・大根・かまぼこ・ネギなどが入ることも多い印象。ごはんにも合うし、汁物として箸休めにもなる万能選手です。 おいしさを左右するのは下処理。モツは一度下ゆでして湯を捨て、必要なら数回ゆでこぼすと、クセがかなり落ちます。家では生姜を少し入れたり、ねぎの青い部分を一緒に煮て香りを足したりして、食べやすくしています。時間はかかるけど、鍋いっぱいに作っておくと、集まった家族が「やっぱりこれだね」とおかわりしてくれるのがうれしいところ。 それから、検索で見かける「豚の血 味」が気になる人へ。中味汁は基本的に“モツのお汁”で、豚の血そのものを入れる料理とは別物として扱われることが多いです。血を使った料理は独特の風味がある一方、中味汁は下処理次第でかなり食べやすく、モツ初心者でも挑戦しやすいと思います。 沖縄のお盆は地域や家によって作る料理が少しずつ違うけれど、中味汁が食卓にあると「旧盆のごちそう感」がぐっと増します。まだ食べたことがない人は、まずは沖縄の食堂や惣菜で一杯試してみるのもおすすめです。