青春の輝き - カーペンターズ I Need To Be In Love – Carpenters
「青春の輝き(I Need To Be In Love)」は、カーペンターズの代表曲の中でも“切なさと前向きさが同居する”空気感が魅力だと感じています。メロディはやさしいのに、どこか胸がきゅっとするのは、歌詞の内容が「恋をしたいのに踏み出しきれない」「本当の気持ちに追いつけない」揺れを描いているから。タイトルの“青春”ってキラキラだけじゃなく、迷いも含めた光なんだな…と聴くたびに思います。 私がフルートでこの曲を吹くときにまず意識するのは、“sound on”=常に息の音(流れ)を止めないことです。ロングトーンの途中で息の支えが抜けると、途端に言葉が途切れたみたいに聴こえてしまいます。弱音にするときほど、息を細くするのではなく「遠くまで運ぶ」イメージで支えると、カーペンターズらしい滑らかさが出やすいです。 次にフレーズ作り。Aメロは淡々と並べるより、1~2小節ごとに小さく山を作ると“語り”になります。特にサビに向かう前は、クレッシェンドで煽りすぎず、少しだけ期待を含ませる程度に。サビは逆に、最初から大きく鳴らすより「広がっていく」方向で、音色の明るさを増やすのが私は好きです。ビブラートを入れるなら、毎音同じ幅にせず、言葉のアクセントになりそうな音だけ少し深めにすると歌心が出ます。 吹奏楽で演奏するときは、旋律が埋もれやすいので、伴奏の和音が厚い部分ほど“息の芯”を太くするのがコツ。旋律が出ないときは、音量を上げるよりも、タンギングを柔らかくして発音の角を取ると前に飛びます。逆に、フレーズの終わりは少し子音を残すつもりで軽く締めると、全体が間延びしにくいです。 楽譜を探している方は、「フルートソロ」「吹奏楽」「イージーアレンジ」で難易度がかなり変わるので、音域(高音の連続が多いか)とテンポ、装飾音の有無を先にチェックすると選びやすいです。無料楽譜の場合はキーやサイズが合わないこともあるので、最終的には自分の息の流れが自然に続く運指・フレージングに直してみるのがおすすめ。 カーペンターズの有名な曲はいくつもありますが、「青春の輝き」は“上手に吹く”より“やさしく本音で語る”ほうが伝わるタイプの名曲。聴く人の心にそっと触れるような音色を目指すと、演奏の印象がぐっと変わります。


















カーペンターズ大好き。演奏とても素敵です!!