「テレ端では合うのにワイドでボケる」の正体
「パーフォーカルなレンズでテレ端ではちゃんと合っているのに、ワイドに戻すとぼんやりするんです」と動画の学校の受講生が首を傾けた。
ビデオカメラのレンズの場合、これはバックフォーカスのズレだ。レンズ後部からセンサー面までの物理距離がほんのわずかにずれているだけで、こういう現象が起きる。レンズ交換後や気温が大きく変わった日に特に出やすい。
チャートをカメラから3〜6メートル先に置いて、テレ端で合わせて、フランジバック調整リングで直す。フォーカスリングは触らない——ここがポイントだ。所要時間は15〜20分、作業は5ステップで完結する。
「知っていれば15分で直る」という技術が、現場の信頼をつくる。
https://note.com/videolife/n/n3ae758609427?sub_rt=share_sb
ビデオカメラの撮影現場で、テレ端(望遠側)ではピントがしっかり合っているのに、ワイド端(広角側)に戻すと画像がぼやけてしまう経験は多くの方が直面します。この現象は多くの場合「バックフォーカスのズレ」によるものです。バックフォーカスとはレンズの後部からイメージセンサー面までの距離のことで、わずかなズレがピントのずれに直結します。私自身もある撮影でこの問題に遭遇しましたが、フランジバック調整リングを活用することで15分ほどで調整できたため、撮影の遅延を最小限に抑えられました。 特にレンズ交換後や気温が大きく変化した日にはこの症状が現れやすいため、撮影前のチェックが重要です。具体的にはカメラから3〜6メートル先にピントチャートを設置し、望遠端でピントを合わせた状態で調整リングを操作してバックフォーカスを調整します。このとき、フォーカスリングには触らず調整リングだけで直すのがポイント。手順に慣れれば誰でも簡単にできるため、現場でのトラブルシューティングとして絶対に覚えておきたい技術です。 この調整を知っているかどうかで撮影クオリティやスタッフからの信頼感が大きく変わ るため、ビデオカメラを扱う方ならぜひマスターしていただきたい内容です。また、この方法は専用の調整機材を使わずにすぐ対応可能なので、急な撮影現場でも心強い味方になります。私の体験からも、この技術を身に着けてからは『テレ端では合っているのにワイド端でぼける』問題に悩むことはほぼなくなりました。こうした現場の知識を共有することで、同じような悩みを持つ方の助けになれば幸いです。
