本番中の「バリッ」は取り返しがつかない

「配信中に興奮して叫んだ瞬間、バリッという音が出てしまいました。あの音は後から修正できますか」動画の学校の受講生から質問が来た。

できない、と答えた。24bitのミキサーには音量の上限がある。その天井を一瞬でも超えた瞬間、波形の頂点が削れる。削れたデータは元には戻らない。ゲイン調整でどうにかなる話ではなく、記録された音の情報が物理的に失われている。

32bit floatはそもそも天井のない設計だ。入力がどれほど大きくても、データ上のクリッピングは起きない。後から音量を下げれば、歪みのない波形が出てくる。一発勝負の現場で、この差は保険ではなく設計の問題だ。

▶ 詳しくはnoteで

https://note.com/videolife/n/n481e1629a19d?sub_rt=share_sb

5/25 に編集しました

... もっと見る私も配信や動画編集の経験がある中で、クリッピング音が録音中に入ってしまうと本当に困る場面に何度も遭遇しました。特に24bitの環境だと、音量を少し超えただけで波形の頂点が切り取られ、後からノイズとしてはっきりと聞こえてしまいます。 画像のOCR情報にある「32BIT FLOAT OUTPUT (NO CLIPPING)」という表記は、実はプロの現場でも重要視されているポイントです。32bit floatは理論上クリッピングが発生しないため、入力音が過大でもデータの波形情報を失うことなく保存できます。後処理で音量調整すれば元の波形に戻せるので安心です。 私の経験から言うと、ライブ配信や一発録音の際に32bit floatに対応した機材を使うと、実際に編集時のストレスが格段に減りました。ミキサーやオーディオインターフェースが対応しているかどうかを事前に確認することが大切です。 また、長時間の配信では音声のピーク管理が難しいため、モニター環境を整えてLUFS(ラウドネスの単位)を意識して音量調整することもおすすめです。OCRでも「METER: LUFS 7.30」などの数値が見え、これは音声のラウドネスをリアルタイムで監視するための指標として有効です。 まとめると、配信の際の「バリッ」というクリッピングノイズは録音時に失われたデータが原因で、後から消せません。32bit floatの機材を活用することで、編集時の音質劣化を防ぎ、安全に配信ができます。配信者や動画制作者には、音響設備の見直しを強く勧めたいです。