「肌だけ色が破綻するんです」——動画の学校の受講生Mさんが持ち込んだ素材を見て、私はうなずいた。SDRの古い映像をHDRに変換した時、彼女の被写体の頬だけが血色を失って、のっぺりした絵の具みたいになっていた。
多くの人は、ここで映像全体の彩度を一律に上げ直そうとする。だが、それでは赤がさらに暴れる。本当の打ち手は逆だ。肌のあたりの色味だけをそっと隔離して、そこの上がり方だけを抑える。背景や空は鮮やかに伸ばしたまま、顔だけ自然に残す。
Mさんが仕上げを見て息をのんだ。「同じ素材なのに、人が生きて見える」。新しい技術は、足し算より引き算の置き場所で決まる。その置き場所を、講座で具体的に渡している。
「HDR色飽和の原因と対策」
動画の学校 ▶ https://note.com/videolife/n/n3c9a4fcf0fe4?sub_rt=share_sb

































































