階段に本棚を作る発想って、最初は「おしゃれだけど危なくない?」と半信半疑でした。実際に“階段が本棚になってる家”を見て感じたのは、ポイントさえ押さえれば「収納量」「見た目」「動線」が一気に良くなるということ。特に後付けを検討している人は、作り方より先に“何をどこまで入れたいか”を決めるのが近道でした。 まず安全面。階段本棚は、踏面(足を乗せる面)に物が出っ張らない設計が大前提です。背表紙が少し飛び出すだけでもつまずきやすいので、棚の奥行きは文庫〜単行本に合わせて浅めにし、段鼻(段の先端)より内側に収めるのが安心。さらに、アイアン手すりのように抜け感のある手すりを合わせると、圧迫感が減って“見せる収納”として成立しやすいです。 次に後付けの考え方。階段そのものを作り替えるのは大掛かりなので、現実的には「側面に造作棚を付ける」「階段下の壁面を本棚にする」「踊り場・回廊の壁面に本棚を増設する」の3パターンが検討しやすいです。特に階段下は奥行きが取りやすいので、可動棚にして本以外(書類ボックス、掃除道具、季節家電)も混ぜると使い勝手が上がりました。 “ひな壇階段”っぽく見せたいなら、照明計画も効きます。段を照らす間接照明や、壁付けのブラケットを足すだけで、夜の雰囲気が一気に良くなりました。無垢フローリング(例えば地元の杉みたいな柔らかい木)と合わせると温かみが出るので、本の色味とも相性が良いです。 最後に、階段下収納アイデアの使い分け。毎日出し入れする物は手前、季節物は奥。子どもの絵本や漫画は低い位置にすると取りやすく、散らかりにくいです。吹き抜けがある家なら、2階の回廊から眺めたときに“整って見える”よう、同じ高さの収納ケースで揃えると視界がきれい。中庭が見えるハイサッシがある間取りだと、昼の光で背表紙が映えるので、見せたい本を選んで置くのも楽しかったです。
2025/10/25 に編集しました

地震で避難経路が塞がれそうですね。