痛みを数字で例えると?

2025/11/17 に編集しました

... もっと見る「0〜10で痛みはどれくらいですか?」(NRS)って、患者さんに聞く側も実はドキドキします。術後やICUみたいに状況が切迫しているほど、痛みは強いのに言葉にしにくくて、「ふざけてんのか!」って怒らせてしまうこともあるんですよね…。でも、NRS(ヌーメリック・レイティング・スケール)は“痛みを客観的に共有するための共通言語”として、現場ではすごく頼りになります。 NRSは、痛みを0〜10で評価します。0が「痛みなし」、10が「人生で最悪の痛み(想像できる最大)」という説明が一般的。ポイントは、正解の数字を当てるゲームじゃなくて、“その人の中での基準”でOKということです。だから私は、最初にこう添えることが多いです。 ・「答えにくい質問でごめんなさい。今の痛みを一緒に把握したくて…」 ・「0は痛みなし、10は耐えられない痛み。今この瞬間はどれくらいですか?」 この一言があるだけで、相手の表情がふっと和らぐことがあります。 それでも「そこそこ痛い」「まあまあ」みたいに曖昧な返事が返ってくること、あります。そんな時は、選択肢を出すと答えやすいです。 ・「3くらいなら我慢できる?7くらいだと結構つらい?」 ・「痛み止めを使う前は何点で、使った後は何点でした?」 こう聞くと、数字が“比較”になってイメージしやすくなるんですよね。 NRSを使う一番のメリットは、看護師が交代しても痛みの変化を追えること。たとえば「さっきは8/10で、鎮痛後に4/10まで下がった」みたいに記録できると、薬が効いているか、追加の対応が必要かが判断しやすいです。逆に「ずっと“そこそこ”」だと、改善しているのか悪化しているのか共有が難しくなります。 もし患者さんが数字で答えるのが本当に難しそうなら、無理にNRSだけにこだわらず、「動くと増える?じっとしてても痛い?」「ズキズキ?締めつけ?」などの補助質問も一緒に使うと情報が増えます。大事なのは、痛みが“見えない主観”だからこそ、少しでも同じ尺度で共有しようとする姿勢。 聞く側も答える側も難しいからこそ、丁寧な前置きと聞き方の工夫で、NRSはちゃんと役に立つ指標になります。

検索 ·
背中肌荒れ

10件のコメント

kawachinnの画像
kawachinn

客観的にってわかるのは良いし良く使うんだけど、いざ自分が患者になった時に聞かれたら 「痛ぇんだよ!数字なんか知るか!痛いのが今なんだよ!」ってなりましたね… いや、ちゃんと「10を超えて痛みで気を失いそうなレベルです」って言ったけど。 因みに卵巣嚢腫茎捻転で即手術の時。

もっと見る(1)
蓼丸の画像
蓼丸

痛みに強い人、弱い人がいて自分にとって5の痛みが他の人の7だったり3だったりするかもしれないですよね

もっとコメントを表示