52ヘルツのクジラたち。
あらすじ→貴瑚は、家族から人生を搾取され、意見を無視される辛い日々を送っていた。そんな中、かつて自身を救い出してくれた「アンさん」との出会いを支えに、東京を離れて大分の海辺の街にある一軒家へと移り住む。そこで貴瑚は、母親からネグレクトと虐待を受け、周囲から「ムシ」と呼ばれている少年と出会う。自分の過去と重なる少年を見過ごすことができず、貴瑚は少年の世話を焼き、一緒に暮らし始める。「52ヘルツのクジラ」のように、誰にも届かないSOSを発して孤独の中にいた二人は、少しずつ心を通わせていく。やがて少年に「たった一つの願い」が芽生えたとき、貴瑚はかつて自分が救われたように、今度は自分が少年の声を聴き取り、彼を救い出すために再び立ち上がる決意をする。
とても胸にくるものがあったし、泣けた。
私たちは、時に苦しみを共鳴しあっているものだけが
惹かれ合うのかもしれないとも思えた。










