プラストゥモローシャンプー
辛口評価
美容師として言わせてもらうと、このシャンプーは「非常に優等生だが、パンチに欠ける」というのが本音です。
1. 洗浄成分の評価
メインの「ココイルメチルタウリンNa」は、サロン専売品にもよく使われる非常に優秀な成分です。
適度な洗浄力を保ちつつ、頭皮への刺激を抑え、ヘアカラーの褪色も防いでくれます。市販シャンプーによくある「洗浄力が強すぎてパサつく」という失敗はまず起きない、安全圏を攻めた設計です。
2. 「タンパク質ケア」の真相
コンセプトの「タンパク質補修」については、リシンHCl(アミノ酸)や ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)などの補修成分が配合されています。
特にペリセアは短時間で浸透する優れた成分ですが、配合順位を見る限り、あくまで「手触りの向上」がメイン。
美容室のシステムトリートメントのような「芯からの再構築」を期待しすぎると肩透かしを食らいます。
3. ここが「辛口」ポイント
最大の注意点は「香りの強さ」です。
口コミでも「香水レベルで残る」という声が多く、仕事柄香りが邪魔になる方や、強い香りが苦手な方には不向きです。
また、ノンシリコン処方ゆえに、ハイダメージ毛(ブリーチ複数回など)の人がスムースタイプを使うと、洗髪中の指通りに「キシつき」を感じる可能性があります。
【結論】
「最近、髪のまとまりが悪いけど、サロン専売品は高いし…」と悩んでいる、1,500円前後の価格帯で失敗したくない方には特におすすめです。
ただし、ダメージが深刻な方は、同シリーズのヘアマスクを併用しないと「タンパク質ケア」の恩恵は実感しにくいでしょう。パケ買いしても後悔しないレベルの品質ではありますが、過度な「補修幻想」は禁物です。
「結局どんな人におすすめ?」が一番気になると思うので、私が現場で聞かれるポイントを中心に補足します。 まず洗浄力について。メインがタウリン系(ココイルメチルタウリンNa)なので、体感としては“強すぎないのに、ちゃんと落ちる”タイプです。皮脂が普通〜やや乾燥寄りで、毎日洗う人にはかなり扱いやすいはず。一方で、整髪料をがっつり使う日(ハードスプレーや油分多めのワックス)だと、1回のシャンプーだけでは落ち切らず、2度洗いしたくなることがあります。私は「1回目は軽く予洗い+泡立てて流す、2回目でしっかり泡パック気味に洗う」をおすすめしています。 次にスムース/モイストの選び方。スムースは仕上がりが軽くサラサラ寄りなので、髪が細い・猫っ毛・ペタっとしやすい人に合いやすいです。逆にブリーチ複数回やハイダメージ毛だと、ノンシリコンらしい“指通りの引っかかり(キシつき)”を洗っている最中に感じやすいので注意。モイストはまとまり重視で、広がりやすい・乾燥しやすい・カラー毛でパサつく人に向きますが、根元がべたつきやすい人は量を控えめにした方が失敗しにくいです。 香りは購入前に一度確認しておくのが安心です。フレッシュフローラル/スイートフローラル系で、口コミでも言われる通り“香水っぽく残る”方向。職場や学校で香り制限がある人、無香料が好きな人、体調で香りに敏感な人は合わない可能性があります。逆に「シャンプーの香りを楽しみたい」「ヘアミストいらずで過ごしたい」人には刺さります。 「タンパク質ケア」は、期待値の置き方が大事。ペリセアなどの補修系が入っていて手触りの底上げは狙えますが、深刻なダメージを“これ1本で修復”は難しいです。私なら、ダメージが気になる人ほど同シリーズのヘアマスクを週1〜2回プラスします。コツは、シャンプー後に水気をしっかり切ってからマスクをつけ、粗めコームでなじませて数分置くこと。これだけで体感が変わりやすいです。 最後に「悪い口コミ」になりやすいポイントを先に回避すると、満足度が上がります。①香りが強い、②ハイダメージ毛は単体だと物足りない(またはキシむ)、③整髪料を落としたい人は2度洗いが必要になりがち。この3つが許容できれば、1500円前後の市販シャンプーとしてはかなり優等生だと思います。
































