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... Read more今回の習作みたいに、濃い赤の花を暗い背景に置いたり、白い綿花の柔らかさや、鳩の羽の光を描いたりすると、改めて「油絵の特徴ってここだな」と感じます。自分用のメモも兼ねて、よく聞かれるポイントをまとめます。 まず油絵の特徴。いちばん分かりやすいのは“絵の具の層”が作れることです。暗い背景の上に花びらの赤を重ねると、下の色が少し透けたり、縁だけ厚く残ったりして、花が前に出て見えます。白い綿毛や鳩の羽みたいな明るいモチーフは、下地が暗いほど光が立つので、背景をあえて温かい茶色に寄せると、白が冷たく見えすぎず使いやすかったです。筆致(タッチ)がそのまま質感になるのも油絵らしさで、近くで見ると絵の具の凹凸が見えるのに、少し離れるとまとまって見えるのが面白いところです。 次に「油絵が乾いてないけど運ぶ必要がある」時の話。結論、触れない・当てない・密閉しすぎない、の3つを意識しています。 1) 画面に“何も触れさせない” いちばん安心なのは、キャンバス面より高さのある“当て木(スペーサー)”を四辺に作って、その上から段ボールでフタをする方法です。額に入っていない作品は特に、表面に紙が触れるだけでもテカりや跡が出やすいので、直接の接触は避けます。 2) 移動中の“衝撃・擦れ”を減らす 段ボール箱の中で動くと最悪なので、作品の裏側(木枠側)にだけ緩衝材を当てて固定します。車移動なら水平に置くより、できるだけ立てて運び、急ブレーキで倒れないようにベルトやタオルで支えました。 3) “密閉しすぎない” 乾燥途中は匂いもこもりやすく、ビニールでピッチリ包むと蒸れた感じになって不安でした。私は短時間の移動でも、通気のある紙箱+スペーサーの方が安心でした。 乾いてない期間の目安は絵の具の厚みや油分でかなり変わります。花のハイライトや鳩の白など、厚塗り部分は表面だけ乾いても中が柔らかいことがあるので、指で触らず、斜めから光を当ててテカりや沈み具合を見て判断しています。展示や納品がある場合は、余裕を見て制作スケジュールを組むのが結局いちばん安全でした。