私は「建設廃材アーティスト」として活動しています。
建設現場で、本来は捨てられてしまうはずだった木材やガラス、タイルや金物。
そこにもう一度命を吹き込み、アートとして再生させる活動です。
きっかけは、内装設計の仕事をしていた頃。
新品の建材サンプルが当たり前のように廃棄される現実に、強い違和感を覚えました。
こんなに美しくて、
誰かが想いを込めてつくった素材なのに。
そこから私の中で
「建設 × 廃材 × アート」が繋がりました。
私は昔から建築が大好きでした。
でも“つくる側”というより、
心から憧れる“ファン”でした。
街をつくる人たちのかっこよさ。
命をかけて守っている現場。
日本の伝統技術と職人の誇り。
それなのに、
世の中にはまだ偏見も多い。
だから私はアートを選びました 。
言葉では届かない人にも、
感覚で伝わる方法があると思ったから。
廃材に新しい物語を宿し、
「ゴミ」だと思われていたものの価値をひっくり返す。
それは同時に、
建設業界の見え方を変える挑戦でもあります。
私は作品を売るだけの人ではなく、
産業の未来を変えるためにアートをしています。
建設は、かっこいい。
職人は、誇り高い。
その事実を、
100年後にもちゃんと残せるように。
心が躍る方へ。
世界は、自分でつくる。
これが、私の生き方です。
建設廃材をアート作品に昇華させる取り組みは、単なる素材の再利用以上の意味を持っています。私も初めてこの活動に触れた時、素材が本来持つ美しさや職人の技術への敬意に心を動かされました。 廃材は決して「ゴミ」ではなく、そこにはそれぞれの背景や想いが詰まっています。例えば、道路や街を支える素材は、誰かの覚悟や技術が込められ、人生をかけて作られてきました。こうした価値を見失わずに、アートを通じて 再構築していくことが大切だと感じます。 私自身、建設業界の現場とは異なる“外側の視点”からこの魅力を伝える機会をもつことで、より多くの人にこの業界の持つ深い価値や文化を知ってもらえると実感しています。とくに若い世代の方々には、“建設=かっこいい”“職人=誇り高い”というイメージを持ってもらいたいです。 近年、建設業界は人手不足や賃金問題などの課題も抱えていますが、こうしたアート活動が人々の関心を引き、未来の産業を支える人材育成や業界イメージの刷新につながればと思っています。皆さんもぜひ、廃材に秘められたストーリーとそこから生まれる新たな価値に触れてみてください。
