高層ビルの中の首塚

4/28 に編集しました

... もっと見る大手町で用事があって歩いていたら、突然空気が変わる場所に出会いました。高層ビルに囲まれた一角に、こんもりと緑が集まっていて、そこが「将門塚(平将門の首塚)」でした。地図だと“点”なのに、実際は周囲の景色との対比が強くて、思った以上に印象に残ります。 現地は大通り沿いのオフィス街からすぐで、「大手町 首塚」「将門塚 東京 大手町」で検索して来る人の気持ちがよく分かりました。アクセスが良い分、昼休みの時間帯は周辺を歩く人も多く、静かな場所だけど“人の気配が途切れない”不思議さがあります。写真を撮るなら、緑越しにビルが入る角度が一番“ここならでは”の画になります。 近づいて見てほしいのが石碑です。私が特に気になったのは「故蹟保存碑」と刻まれた碑。文字の彫りがはっきりしていて、歴史の痕跡を“読む”体験ができます。さらに「大蔵大臣 河田烈書」という刻字も確認できて、将門塚がただの伝説スポットというより、史跡として守られてきた背景が見えてきます。「河田烈って誰?」と引っかかったら、当時の役職名と一緒に調べると理解が進みました。 参拝・見学のコツとしては、①足を止めて一周ゆっくり見る、②石碑の文字を近くで確かめる、③周りのビル群との対比も含めて写真に残す、の3つ。短時間でも満足度が上がります。私は数分のつもりが、結局しばらく立ち尽くしてしまいました。 「お怒り」などの噂は耳にするものの、現地ではまず“きれいに整えられた緑”と“都会の真ん中の余白”が先に来ました。騒がず、静かに手を合わせてから見学すると、場所の持つ雰囲気が素直に伝わってくる気がします。大手町で時間が少し空いたときにも寄れる距離感なので、東京の史跡めぐりの1カ所としておすすめです。