「自己中心性バイアス(自己中心的バイアス)」って、ざっくり言うと“自分の視点が基準になりすぎて、相手の事情や感じ方を想像しにくくなる心のクセ”だと私は理解しました。悪気があるというより、誰でも起こりうる認知の偏りなので、知っているだけで人間関係のモヤモヤが減ります。 私が一番実感したのは、恋愛のすれ違いです。例えば「連絡が遅い=大事にされてない」と決めつけてしまう時。自分の中では“普通はすぐ返す”が基準になっていて、相手が忙しい・返信が苦手・考えてから返したい、みたいな背景が見えにくくなります。逆に自分が返信できなかった時は「仕方ないよね」と自分には甘くなることもあって、ここもバイアスが出やすいポイントだなと思いました。 職場でもよくあります。チームで進める作業で、こちらは「ちゃんと言った(つもり)」なのに相手は「聞いてない」となるパターン。自分が見た・聞いた情報を、相手も同じように知っているはずと思い込むのも自己中心性バイアスの一種として説明されることがあります。結果的に「なんで分からないの?」とイライラしてしまいがち。 対策として私が効いたのは、次の3つです。 1)“自分の前提”を言葉にする 「私は◯◯だと思ってた」「私の中では優先度が高い」みたいに前提を出すと、相手の前提とすり合わせができます。 2)相手の状況を3つ仮説で考える 「忙しいのかも」「不安なのかも」「そもそも価値観が違うのかも」と3案くらい出すと、決めつけが弱まって感情が落ち着きやすいです。 3)“指導者モード”になりすぎない 正しさで押すと、相手は防御的になります。相談にのるよ、くらいの姿勢で「どうしたらやりやすい?」と聞く方が、結果的に早く解決しました。 自己中心性バイアスは、相手の“隠れた本性”を暴くための言葉というより、すれ違いをほどくためのヒントだと思います。まずは「私も偏って見てるかも」と一瞬立ち止まるだけでも、関係はかなり変わります。
2025/8/12 に編集しました