僕の至福の時 とにかく爆睡あるのみ
「クラスのマドンナが爆睡してた話」って、なぜか頭から離れない出来事なんですよね。私も似たような場面に遭遇したことがあって、あの“完璧そうな人が無防備に寝落ちしてる”ギャップが、妙に印象に残りました。 その日は、教室が妙に暖かくて、窓の外も静か。先生の声も一定のトーンで、机に突っ伏す人がじわじわ増えていく感じでした。で、ふと前の方を見たら、普段は姿勢もきれいで、いつも周りに人がいるタイプの子が、まさかの爆睡。頬杖ついたまま、まぶたが完全に閉じて、呼吸もすごくゆっくり。寝顔があまりにも穏やかで、教室の空気まで柔らかくなった気がしました。 こういうとき困るのが「起こすべきか」問題。先生が気づく前にそっと起こすのが優しさなのか、それとも恥をかかせないために見なかったことにするのが正解なのか。私は結局、机を軽くトントンするのもためらって、周りの子と目が合って“今の見た?”みたいに小さく頷き合うだけで終わりました。起きたときに本人が一瞬だけ状況を理解できなくて、髪を直して、何事もなかったみたいに表情を整えるところまで含めて、なんだか人間味があって好きな光景でした。 あと、爆睡って伝染します。誰かが気持ちよさそうに寝てると、こちらまで眠くなる。家でも同じで、茶色のソファみたいな落ち着く場所で、クッションの横に丸くなって寝てる姿を見ると、つられて横になりたくなるんですよね。私の場合、動物がすやすや寝てるのを見ると一気に力が抜けて、気づけば“とにかく爆睡あるのみ”になります。 もし同じような場面に遭遇したら、無理にいじらず、本人が恥ずかしくならない距離感で見守るのが一番だと思います。爆睡はだいたい疲れてるサインなので、笑い話にしつつも、優しい空気で流せるクラスっていいな…と、あの日の教室を思い出します。
