どうせそろそろ死ぬんだし 読了

#私のおうち時間 #マイホームで涼活

どうせそろそろ死ぬんだし

香坂鮪

2025

さすがこのミス大賞作品

面白かったです。

前半、ゆっくりペースな感じで話が進んで、題名通り、余命宣告をされた人の一人が亡くなる。

病死なのか殺人なのか

最後は驚くことばかり

あなたが死んじゃうの?あなた女だったの?あなたが犯人なの?え?殺すつもりなの?

って、最後は鳥肌たちました

6/16 に編集しました

... もっと見る※ネタバレはできるだけ避けつつ、読後に「どこが刺さったか」を整理したメモです。 『どうせそろそろ死ぬんだし』は、タイトルの通り“余命”という重いテーマから始まるのに、読感は意外と読みやすくて、ミステリーとしての転がり方がうまい作品でした。前半は日常描写や人物紹介が中心で、夜鳴荘という舞台(エントランス、食堂、ゲーム室などの共有スペース+個室が並ぶ構造)がじわじわ効いてきます。間取り図を見ながら読むと、「この人の部屋はここ」「共有スペースで誰と会いやすいか」みたいな導線が頭に入って、後半の違和感に気づきやすくなる気がしました。 登場人物も、シェフの千崎桜子、探偵の七隈昴と助手の薬院律、大学生の南都奈、専業主婦の橋本ひな子、記者の賀茂盛太、会社取締役の六本松唐人、医師の次郎丸誠、夜鳴荘の所有者・茶山恭一…と役割がはっきりしていて、「この人は情報を握ってそう」「この人は隠してそう」と疑いの視点を持ちやすいのが楽しかったです。 個人的に良かったのは、“余命宣告された人が亡くなる”という出来事が、すぐに「病死なのか、殺人なのか」という二択を強く意識させてくるところ。感情的には切ないのに、読み手の頭はずっと推理モードに引き戻されるので、ページをめくる手が止まりませんでした。 これから読む人向けのコツとしては、①会話の端の言い回し、②部屋割り・行動範囲、③職業(医師・記者・探偵など)ゆえに“できること”をメモしておくと、終盤の驚きがより鮮明になります。私は途中から「この発言、後で回収されそう」と思った箇所に付箋を挟んだのですが、ラストで鳥肌が立つタイプの回収が多くて満足度が高かったです。 読後は、タイトルの投げやりさがただの言葉じゃなくて、登場人物の選択や罪悪感、優しさまで含んだ意味に見えてきて、印象がガラッと変わりました。ミステリー好きで“衝撃ラスト”系を探している人にはかなり刺さると思います。