ルノワールのピアノを弾く少女たち

有名なこの絵を日本で見られる機会は当分ないかもしれないと思ってじっくり見てきたオルセー美術館所蔵の印象派展。パステルカラーの色合いが何度観ても可愛い。

絵と一緒に書かれている説明を読むのが好きで、無知な私にはとても勉強になる。

皆さんはこの説明をじっくり読む派ですか?

#musium #国立西洋美術館 #art #上野 #ueno

2025/12/19 に編集しました

... もっと見る《ピアノを弾く少女たち》って、写真で見るより実物のほうがずっと「かわいい」と感じました。まず目に入るのが、全体を包むパステルっぽい明るさ。肌のピンクや服の白、背景のあたたかい色が混ざり合っていて、輪郭がカチッとしすぎないのに、人物の存在感はちゃんとあるのが不思議です。ルノワールの特徴としてよく言われる“柔らかな筆致”って、まさにこの絵で体感できると思いました。 「ピアノ 絵画」「音楽絵」として見ると、鍵盤に向かう2人の距離感も見どころ。片方が弾いて、もう片方が寄り添うように一緒に音を追っている感じがして、演奏の音が聞こえそうでした。私はここで、手元(鍵盤)と顔の向き、視線がどこに集まっているかを先に見てから全体を眺めると、場面がスッと入ってきました。 それと、美術館の「説明パネル」を読むのが好きな人には特におすすめの作品でした。作品解説って、①いつ頃描かれたか(時代背景)、②何が描かれているか(主題)、③どう描かれているか(様式・技法)、④来歴(どこに所蔵されてきたか)みたいに要点が分かれていることが多いので、私は気になるところだけ拾い読みします。今回も、制作の背景や様式の説明、さらに“国家が買い上げた経緯”みたいな来歴が書かれていて、絵の見え方が少し変わりました。知らない単語が出ても、全部理解しようとせず「へぇ、そういう評価をされてきた作品なんだ」くらいで十分楽しめます。 同じ会場で別の作家(例えばアルベール・バルトロメ《温室の中で》)の作品を見ると、室内の空気感の違いも比較できて面白いです。ドレスの模様や背景の植物など、描写の方向性が違うので、「ルノワールは光と肌のやわらかさに惹かれるな」みたいに自分の好みがはっきりします。 最後に、私がやってよかった鑑賞メモ。①“かわいい”と思った場所を3つ決める(頬、髪、服の色など)②額縁やサイズ感も見る(豪華な額だと印象が変わる)③説明パネルで一文だけ持ち帰る。これだけで、次に別の「少女の絵」「有名な絵画 少女」を見たときも比較しやすくなりました。