【ADHDの脳内は凄まじい】
「ADHDの頭の中ってどんな感じ?」と聞かれたとき、いちばん多い表現が“うるさい”です。私が相談でよく受け取るのは、外から見ると普通に見える(表面は落ち着いている)けど、脳内では複数の音声が同時再生されている感覚。例えば、目の前の会話を聞きながら「さっきの返事変じゃなかった?」「次の予定どうする?」「あ、あれもやらなきゃ」が一斉に湧いて、考えが渋滞します。 この“考えすぎ”は性格の問題というより、注意の切り替えや抑制がうまく効きにくい特性と相性が悪いだけ、という見方もできます。結果として頭が疲れやすく、寝る前に反省会が始まったり、やるべきことが多いほど思考が暴走しやすいです。 「びっくりしやすい」「急に話しかけられると心臓が跳ねる」もよくある訴えです。緊張状態が続いて交感神経が優位になっていると、刺激に対して身体が先に反応しやすくなります。静かな環境でも脳内が騒がしいと、余裕(バッファ)が少ない状態なので、ちょっとした物音や通知音で“ドン!”と驚きが出ることも。 「頭をかく」「髪や皮膚を触ってしまう」みたいな癖も、落ち着くためのセルフ調整として起きている場合があります。考えが散らばりそうなときに触覚刺激で自分を今ここに戻す、みたいなイメージです。癖そのものを責めるより、代わりの落ち着き方を増やすほうが現実的でした。 私がおすすめしている工夫は3つです。 1) 脳内の音声を“外に出す”:メモに箇条書きで吐き出すだけで、うるささが下がることがあります。 2) 刺激を減らす:通知を切る、作業場所を1つにする、イヤホンで環境音を一定にする。 3) 交感神経を下げるスイッチ:深呼吸を「吸うより吐くを長く」、肩や顎の力を抜く、温かい飲み物。 それでもつらいときは、「自分の努力不足」ではなく“脳の特性+環境負荷”の組み合わせとして扱ってみてください。頭の中のうるささは、対策の当て方でかなり変わります。




































































ほんまに、脳内多動なんとかして。