眠れない夜の黒猫カフェ
夜の街が 少しだけ静かになるころ どうしても 眠れない夜があります 考えすぎてしまう日 うまくいか なかった日 理由もなく 心がざわつく夜 そんなとき あなたはふと 小さな灯りに気づきます 路地の奥 やさしく揺れる看板 「黒猫カフェ」 昼には見つからない 夜だけひらく ふしぎなお店です 扉を開けると やわらかなミルクの香りと あたたかな灯り カウンターの上には 一匹の黒猫 ふわりとしたしっぽを揺らして あなたを見上げます 「いらっしゃい」 そう聞こえた気がして 少しだけ 肩の力が抜けます