感受性が低い私でも心に染みました
「ビジネス書の学びには慣れたのに、物語に沈む力が落ちてきた」という人は、この本を読んでください。1話3分で読めて"共感力"を取り戻せる本です。
著者のショートエピソードを心で受け止める本ですね。「あるある~!」といった内容から、驚愕のエピソードまで。心が動き、最後には気づきとちょっとした小ネタもはさんでいます。
会社員の著者だからこその共感があり、失敗からの気づきにハッとし、時にはウルッともクスっともさせてくれました。
『ぼくは今日も定時で帰る。 仕事に疲れたあなたを癒す44の物語』まひろ (著) ダイヤモンド社
SNS推し本大賞2025大賞作品
「感受性が低い」と検索する時って、たぶん“泣ける映画を見ても刺さらない”“人の気持ちを想像するのが苦手かも”“最近、心が動かない”みたいな不安があるんだと思います。私もまさにそのタイプで、ビジネス書の「学び」には慣れているのに、物語を読んでも以前ほど没入できない時期がありました。だからこそ、この本みたいに「1話3分」で区切られている短編は、感受性に自信がない人の入口としてすごく相性がいいです。 私が助かったのは、“感動しなきゃ”と構えなくていいところ。長編小説だと、気分が乗らない日はページをめくる手が止まって「自分はやっぱり感受性が低いのかな」と落ち込みがち。でも短い話なら、朝の出勤前や昼休み、寝る前に1つだけ読んで終われます。しかも、深刻な話ばかりじゃなくて「あるある」と笑えるものや、ちょっと驚くエピソードも混ざっていて、心の反応が“泣く”以外にもいろいろあると気づけました。 本の中で印象に残った言葉のひとつが「大切なのは、捧げた時間じゃない。」というフレーズ。感受性が低いと感じていると、「私はちゃんと人を大事にできてないのかも」と時間や行動量で埋め合わせしようとしがちなんですが、必ずしも“長く一緒にいたか”だけじゃないんですよね。短い時間でも、相手に向けた気持ちや姿勢で救われることがある。そういう価値観に触れると、心が動くハードルが少し下がりました。 もし「感受性が低い」を改善したいなら、私がやってよかったのは次の3つです。①1回の読書量を減らす(1話だけでOKにする)②読後に“何を感じたか”を一言メモする(「ムカついた」「羨ましい」でも十分)③疲れている日は“癒し枠”の本に逃げる(頭を使う本は別日に回す)。 この本は、読み終わった後に大きな達成感があるというより、「今日の自分、ちょっとだけ優しいかも」と思えるタイプでした。感受性が低いかもと悩んでいる人ほど、“心で読む”練習として一度手に取ってみる価値があると思います。






SNS推し本大賞2025 大賞作品 おすすめです