「昼間なのに、
リビングの奥が暗いんです」
南側に窓はある。
カーテンを開ければ、
窓の近くには光が入る。
けれど、
ダイニングやキッチンまで進むと、
昼間でも少し薄暗い。
晴れた日なのに照明をつけて、
朝も夕方も、
どこか重たく感じるリビングでした。
今回のリフォームイメージでは、
リビングの上部に吹き抜けをつくり、
高い位置に窓を設けました。
横から入る光だけではなく、
上からも自然光を取り込むことで、
リビングの奥まで
やわらかな明るさが届くように。
キッチンに立っていても、
ダイニングで食事をしていても、
空の明るさや時間の移ろいを
感じられる空 間へ整えました。
吹き抜けの魅力は、
部屋を広く見せることだけではありません。
朝、カーテンを開けたとき。
ソファで本を読んでいるとき。
夕方、少しずつ光が変わっていくとき。
それまで暗く感じていた場所へ
自然の光が届くだけで、
家で過ごす時間の印象も変わります。
けれど、
吹き抜けはつくればよいわけではありません。
柱や梁を動かせるのか。
耐震性に問題はないか。
夏の日差しが入りすぎないか。
冬に暖かい空気が上へ逃げないか。
窓の掃除やカーテンの操作ができるか。
構造や断熱、冷暖房、日射まで
一緒に考える必要があります。
大きく開放的にすることよりも、
その家に必要な光を
必要な場所へ届けること。
夜は部屋全体を強く照らさず、
壁や天井に反射する
やわらかな間接照明を取り入れる。
昼は自然光で心地よく。
夜は落ち着いた灯りでゆっくりと。
見た目の美しさだけではなく、
朝から夜まで過ごしやすいこと。
リフォームで整えたいのは、
空間の広さではなく、
そこで暮らす時間なのだと思います。
※掲載画像は、AIで作成したリフォームイメージです。















































