どの世界をみるかで、景色はまるで変わる
先日、京都でショッピングクルーズを終えた
最終日、大雪の日にあたりました。
その日しか観光できない予定だったのに、
外は一面の雪。
「こんな雪じゃ、どこにも行けないよね…」
「ホテルにいて、早めに帰ろうかな」
そんなふうに思いがよぎりました。
けれど、せっかくここまで来たのだからと、
1か所だけ寄って帰ろうと
昨年みなさんと木々を見て歩いたあの場所
目指してタクシーに乗り込みました。
移動中、何気なく
「雪景色も情緒がありますね」というと
運転手さんが
「京都に住んどっても中々
こんな雪景色を見られへんし、
お客さんついてますわ」
と答えてくれ、
その一言で、世界が変わりました。
さっきまで「少し困った雪」だったものが、
〝なかなか出会えない特別な景色〟
に変わったのです。
黒々とした屋根建物に降り積もる雪。
木々の上にふんわり重なる白。
しんと静まりかえり、凛とするような空気。
非日常の美しい京都がそこにありました。
実際には何も変わっていない、
雪も、街も、同じなのに。
変わったのは、
私の“内側”でした。
どの世界を見ると決めるか。
どんな意味を与えるか。
それだけで、外側の景色はまるで違って見える。
世界は、出来事そのものよりも、
「自分の内側の解釈」によって
色づいているのかもしれません。
あの日の雪景色は、
私の心に残る風景のひとつとなりました。
〝誰もが、自分らしい生き方を〟mixture_.styling
私も以前、雪が降る日に旅先で予定変更を余儀なくされた経験があります。その時は最初、寒くて移動も大変だし、観光は諦めようと気持ちが沈んでいました。しかし、地元の人に勧められて少しだけ外に出てみると、普段見慣れた景色が雪に覆われてしんと静まりかえり、まるで別世界のように感じられました。 例えば、雪で覆われた神社の静謐な雰囲気や、こぼれ落ちそうな枝に積もった白い雪の繊細な造形に目を奪われるなど、普段は感じることのない美しさに気づきました。外の世界は変わっていないのに、自分の視点や心の状態が変わったことで「特別な風景」に変わったのです。 旅の中でのこうした経験は、日常生活にも通じることだと思います。同じ出来事でも、どんな意味を与えるかは自分次第。ネガティブに捉えれば辛く感じますが、ポジティブに見れば新しい発見や喜びに出会えます。 この著者の京都の雪景色の体験は、そのことを教えてくれます。待ち望んだ旅の最終日に大雪となっても、心の向け方で「特別な思い出」として心に刻まれました。私も旅先での自然の変化や人との何気ない会話が新たな視点を与えてくれることを信じて、積極的に外の世界を見る力を養いたいと思いました。
