気配り美人って、たぶん疲れやすい
先月のこと。たしか12月の半ば、寒さが本気を出し始めた頃だったと思う。
スーパーでレジ待ちをしていたら、前に並んでいた同年代くらいの女性が、サッとカゴを整えてくれた。
「後ろの人、少なそうだから先どうぞ」
え、私?と思って一瞬固まった。
その人、ニコッともしない。でも嫌な感じでもない。自然すぎる気配り。
家に帰ってから、なんだかその後ろ姿がずっと残っていた。
私はというと、その日の夕方、夫に
「今日寒いね」
と言われて、
「知ってるわ」
と即答してしまった。
……ああ、やってしまった、と思う。気配り美人からは程遠い。
気配りができる人って、しんどくない ?
友人の恵美ちゃん(仮名・52歳)は、昔から「気が利く人」だった。
職場でも、町内会でも、PTAでも、必ず真っ先に動く。
ある日、カフェで愚痴をこぼした。
「誰も頼んでへんのに、先に動いてまうねん。
で、あとから“やっといたよ”って言うと、なんか嫌味みたいやろ?」
わかる。すごくわかる。
気配りって、見返りを求めた瞬間に、途端に苦しくなる。
私も以前、親戚の集まりで
・お茶を出して
・空いた皿を下げて
・子どものコップを洗って
気づいたら座る暇もなかった。
帰り道、夫に
「今日は疲れたわ」
と言ったら、
「え、別に頼んでないやん」
と返されて、胸の奥がキュッとした。
ああ、これか。
“気配り美人”が抱える、あの感じ。
気配りは「全部やらない」くらいがちょうどいい
最近、私は少しやり方を変えた。
全部やらない。
気づいても、あえて一拍おく。
たとえば、義実家での食事。
以前ならすぐ立ち上がっていたけど、今は
「お皿、下げましょうか?」
と一言聞く。
聞くだけで、心がずいぶん楽になる。
この前、娘に
「お母さんって、 最近ちょっと丸くなったよね」
と言われた。
たぶん褒め言葉…だと思う。まあ、いいか。
気配りって、無意識でやると消耗する。
意識して“ここまで”と線を引くと、続けられる。
気配り美人は、完璧じゃなくていい
スーパーで会ったあの女性も、家ではきっと
「もう知らん!」
って言ってる日があると思う。
気配り美人って、
いつもニコニコ
いつも優しい
…そんな人じゃない。
ちょっと余裕がある日に、できることを一つ。
それくらいで、十分なんじゃないかな。
今日も私は、夫に少し素っ気ない返事をしてしまったけど、
寝る前に「お疲れさま」とだけ言ってみるつもり。
それも、気配り。
たぶん、私なりの。









いいえ気配りできる人はそれが自然だと感じます。いい性格ですね🙆♀️癒されます❤️