カタログスペックが足りているのに、現場で破綻する。この乖離を読めるかどうかが、エンジニアの本質を分ける。
動画の学校の受講生Eさんが報告してきたのは、9系統同時収録ファイル(ソース8とPGM)のコマ落だった。ATEM Mini Extreme ISOで収録した重要案件の素材が、断続的にコマ落ちしていた。
数字を検証する。9系統同時収録の必要書き込み速度は毎秒約56MB。Eさんの外付けHDDは公称80〜120MB。理論上は足りている。だが実装は別だ。HDDは回転待ちとシーク時間によって連続書き込み速度が大きく変動する。瞬間的に要求値を下回れば、その時点でフレームが落ちる。
まさか、今時SDカードやHDDでISOレコードしてませんよね。私の実測でも、HDDでの9系統収録は安定しなかった。一方、SATA接続のポータブルSSDは公称540MBで、実測でも安定して収録を完遂した。推奨は余裕率を見込み、実測150MB毎秒以上である。
カタログの平均値ではなく、最悪値で設計する。これが堅牢な運用の鉄則だ。Eさんは以降、本番前のDisk Speed Testを習慣化した。
スペックの裏側を読む力こそ、信頼を生む技術力である。
メディア選定の判定基準を、実測データとともに公開した。
スーパーソースのレシピ 〜ATEM Mini Extremeで9レイヤー合成を使いこなす〜
https://note.com/videolife/n/n650c2c564993?sub_rt=share_sb

















































































