家は無事でした。父も助かりました。だから大丈夫だと思っていました。でも――地震のあと、父が通っていたデイサービスは休止。生活を立て直すことに必死で、父のことまで気が回りませんでした。そして1年後。父は寝たきりになりました。ケガはありませんでした。病気でもありませんでした。それでも、失われた日常は少しずつ父を弱らせていったのです。災害の備えというと、