切り手(Kirite)③
はい、今日も切手です。手首をずっと外側にしっかり返し、指や掌はふわっと柄を包みます。握り込んでいるように見えますが、ふわっと包んでいます。ここ大事。他にも肘を伸ばすことなど大事なことはたくさんあるのですが、ここでは切手(手首の返し)と握り(ふわっと包む)に限定しましょう。握りで言うとほとんど力を入れていません。特に抜刀の後の切り下ろしの時など、両手首を外側へ返し、柄に触れる部分は力を抜くことを意識すると、体で引き下ろすことができ、真っ直ぐな斬り下ろしの剣線が生まれます。逆に柄を握って斬り下ろすと、ぐにゃぐにゃとした剣線が生まれます。
Yes, today’s topic is Kirite again. You must keep your wrists turned firmly outward while keeping your fingers and palms wrapped softly around the tsuka (hilt). It might look like you are gripping it tightly, but in reality, you are enveloping it gently. This is a crucial point. While there are many other essentials, such as keeping the elbows extended, let’s focus specifically on Kirite (turning the wrists) and Nigiri (the soft wrap).
In terms of the grip, you should apply almost no strength. Especially during the downward stroke after drawing the blade (battou), focusing on keeping both wrists turned outward while relaxing the points of contact with the hilt allows you to pull the sword down with your entire body. This results in a perfectly straight line of descent.
Conversely, if you squeeze the hilt while cutting down, the line of the blade becomes shaky and unstable.
私自身も最初は柄を強く握り過ぎてしまい、斬り下ろしの際に 剣線が安定せず苦労した経験があります。特に抜刀後の一連の動作では、手首の返し(切り手)をしっかり意識しながら、自然に指と掌で柄を包むように力を抜くことが大切です。 この握り方をマスターすると、身体全体の重心移動を無理なく剣に伝えることができ、斬り下ろしが真っ直ぐで伸びやかになります。逆に握り込みが強すぎると、手首や腕が硬直してしまい、剣の軌道が乱れやすくなります。また、肘の伸ばし方や肩の使い方も大切ですが、手首の返しと握りで基本が決まるため、まずはこのポイントを継続して練習するのがおすすめです。 私の場合は、前腕の力を抜いて肩から腕全体で剣を降ろす感覚を掴むまで、鏡の前で何度もフォームを確認しながらトレーニングしました。練習を重ねるうちに、剣線がブレずにまっすぐ落ちていく爽快感を味わえるようになりました。 切り手は単なる手首の動きではなく、身体全体を使った一体感が求められる技術です。力を抜くことに抵抗がある方も多いですが、適度な脱力と正しい返しで、自然に美しい斬り下ろしができるようになるでしょう。これから抜刀術や龍心道、古流剣術を極めたい方にも、ぜひ意識してほしいポイントです。











