「滝の轟音と、静寂の慈悲」
幕末から明治という、日本の美意識が大きく揺れ動いた時代。 「画鬼」と称された奇才・河鍋暁斎が、自らの信仰と技術のすべてを注ぎ込んだ傑作が、この『観世音菩薩』です。 画面を支配するのは、圧倒的な「静」と「動」の対比。 背後で轟音を響かせ、垂直に切り立つ断崖を落ちる滝の水流。その激しき動きとは対照的に、岩場に座す観音様は、世俗のあらゆる喧騒から解き放たれたかのような深い静寂を纏っています。 目を凝らすほどに驚かされるのは、暁斎が描いたその細部の緻密さです。 特に観音様の肩にかかる透明な薄衣(紗)の描写は、もはや人間の業とは思えぬほどの精妙さを極めています。 極
そうなんですね。 こんなところが有れば行って見たいですね。🥰