端が2か所欠けてしまった大切なお皿。
今日は、この割れを“つなぐ”工程をお見せしています。
まずは、欠けたかけらを一つひとつ、丁寧に接着し
元のかたちを取り戻すことが、このあとの工程の土台になります。
割れ目や欠けてなくなってしまった箇所を漆とコクソ粉を混ぜたペーストで埋めて段差や穴がないように埋めます。
この下準備が、のちの金の線をなめらかに、美しくしてくれるのです。
ここまで整えたら、いよいよ“中塗り”へ。
黒サビを練り合わせて作った黒漆を薄く重ねて、金をのせるための下地をつくっていきます。
金継ぎは、ただ金をのせる作業ではなく、目に見えない下処理の積み重ね。 塗っては乾かし削ってはまた塗る。
割れも欠けも、器のストーリーとして受けとめて、新しい姿へつなげていきます。
次のリールで、“中塗りから仕上げの金線”までをお届けします。
よろしければ、完成まで見届けてください。
欠けたお皿や割れた器って、捨てるか迷いますよね。私も最初は「とりあえず瞬間接着剤で…?」と思ったのですが、食器として使う予定があるなら、焦って貼り合わせないのがいちばん大事でした。ここでは、金継ぎ(簡易金継ぎ含む)を始める前の“対処法”と、失敗しやすいポイントを体験ベースで補足します。 1) 割れた直後の対処法(新聞紙がない時も) 床に散った破片は、濡らしたキッチンペーパーで拭くより、ガムテープやコロコロで先に細かい破片を回収すると安全です。新聞紙がない場合は、厚手の紙袋・チラシ・段ボールで包むと欠片が飛びにくく、保管もしやすいです。欠片は小袋に分けて「どの位置の欠片か」をメモしておくと、接着工程がかなり楽になります。 2) 欠けの“洗浄”と乾燥が仕上がりを左右 欠けた断面に油分や汚れが残っていると、接着や埋めが浮きやすいです。中性洗剤で洗って、しっかり乾かす(焦らず丸1日置く)だけで、その後の密着感が変わりました。水分が残ったまま埋めると、乾燥不良や段差の原因になります。 3) 100均アイテムでできること/できないこと 「欠けたお皿 修復 100均」「金継ぎ 100均」を探す方が多いですが、100均は“道具の代用”として便利です。例えば、マスキングテープ(固定)、使い捨てパレット、竹串(塗布)、耐水ペーパー(研ぎ)はかなり使えます。一方で、口に触れる可能性がある食器を“接着剤だけで修復して普段使い”するのは、衛生・耐熱の面で不安が残ります。私は「観賞用」「小物入れ」など用途を分けるのが安心でした。 4) 欠け埋めは“盛って→削る”が基本 欠けを一回で平らにしようとすると、痩せたり穴が残ったりしがちです。少し盛って乾かし、削って面を合わせ、必要ならもう一度薄く埋める。記事内のように、段差を消す下地づくりが金線のなめらかさにつながります。 5) 割れた陶器をリメイクする選択肢も どうしても食器として戻すのが難しい欠けなら、割れ目を活かしてトレーやアクセサリートレーにするなど「割れた陶器 リメイク」もおすすめです。金継ぎの線が映えるので、実用品として復活しやすいです。 次の“中塗りから金線”へ進む前に、固定・乾燥・面出しの3点を丁寧にすると、仕上げの美しさが一段上がります。

















































