『建築士のバトン』シリーズ

『60歳で設備設計一級建築士に挑戦した理由』

60歳で新しい資格に挑戦する。

そう聞くと、多くの人はこう思うかもしれません。

「今さら?」

しかし私にとっては、その挑戦には大きな意味がありました。

私は建築の世界で長く仕事をしてきました。

設計、現場、そして経営。

一級建築士として設計の仕事を続け、33歳のときには会社を起業しました。

その会社は約20年続きました。

しかし、経営は決して順調なことばかりではありませんでした。

そしてあるとき、会社は倒産という現実に直面します。

最後の現場で、私は思いました。

「誰も泣かせたくない」

建築という仕事は、多くの人の人生に関わる仕事です。

設計者、現場の職人、協力会社、施主。

建物が完成するまでには、数えきれないほどの人の努力があります。

その現場を守ることができなかった悔しさは、今でも忘れることができません。

それでも、私は建築の仕事を続けました。

建築という仕事は、簡単にやめられる仕事ではありません。

図面を描き、現場を見て、建物が完成する。

その瞬間の喜びを知ってしまうと、やはりこの仕事から離れることはできないのです。

そんな中で、私はもう一度学び直そうと思いました。

建築という仕事を、もう一度原点から見直してみよう。

そう考えたときに出会ったのが「設備設計一級建築士」という資格でした。

建物は形だけでは完成しません。

・空調換気設備

・給排水衛生設備

・電気設備

・消防設備

・輸送設備

こうした設備が機能してはじめて、人が快適に過ごせる建物になります。

私は設計の仕事を長く続けてきましたが、設備設計の世界にはまだ深い領域があることを感じて いました。

だからこそ思ったのです。

「挑戦してみよう」

60歳という年齢で、新しい資格に挑戦することは決して簡単ではありませんでした。

仕事をしながら勉強すること。

新しい知識を覚えること。

若い頃のようにはいかないことも多くありました。

それでも、学び続けることには意味があります。

建築という仕事は、一生学び続ける仕事です。

経験を積みながら、少しずつ技術者として成長していく。

設備設計一級建築士の勉強を通して、私は改めて建築設備の奥深さを知りました。

そして思いました。

建築の世界には、まだまだ伝えるべきことがある。

技術のこと。

現場のこと。

組織のこと。

そして、技術者として生きるということ。

そうした思いから書き始めたのが

「建築士のバトン」というシリーズです。

建築の世界で働く技術者たちの挑戦や葛藤、そして成長を物語として描いています。

現在このシリーズは、本編・スピンオフ・新章を合わせて24冊になりました。

そして今回、新章第5巻として

『設備設計一級建築士への道』

を執筆中です。

この本では、建築設備の役割や設備設計の世界、そして資格試験への挑戦を物語形式で描いています。もし建築設備の世界に興味がある方、あるいは設備設計一級建築士を目指している方がいたら、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

建築の世界は広く、そして奥が深い世界です。その中で多くの技術者が、それぞれの現場で努力を続けています。

その思いを、次の世代へ渡していくこと。

それが「建築士のバトン」というシリーズに込めた願いです。

#建築

#建築士

#設計事務所

#設備設計一級建築士

#一級建築士

#働き方

4/1 に編集しました

... もっと見る建築業界で長年活動してきた私が、60歳で設備設計一級建築士の資格に挑戦した背景には、技術者としての成長と現場を守りたいという強い思いがありました。建築は形あるものを作るだけでなく、空調や給排水、電気・消防設備など多くの設備が絡み合い、初めて快適で安全な空間が実現します。設備設計の専門知識は、設計から施工管理、そして維持管理まで建築の質を左右する重要な要素です。 正直に言うと、60歳で新たな資格に挑戦するのは簡単ではありません。若い頃に比べて記憶力や体力の低下を感じることもあり、勉強時間の確保にも工夫が必要です。しかし、継続的な学びこそが技術者としての成長を促し、現場での問題解決力やチームへの信頼にも繋がります。私の場合、仕事と勉強の両立を図るために、日々のスケジュール管理を徹底し、効率的な学習方法を模索しました。 また、資格試験準備においては実務経験の重要性を再認識しました。単にテキストを読むだけでなく、過去の現場事例を振り返り、設備設計の理論と実践を結びつけることが合格への近道です。具体的な計画を立てて段階的に学ぶことが効果的で、試験対策として専門書や問題集、模擬試験を活用しながら知識の定着を図りました。 『建築士のバトン』シリーズは、私のこうした経験や建築業界で働く技術者たちの葛藤、挑戦、成長を物語として描いています。建築設備の役割から資格取得まで幅広くカバーし、同じ志を持つ方々にとって心強いガイドとなるでしょう。建築の奥深さや技術者としての誇りを次世代に繋ぐため、このシリーズを通して多くの人に建築設備の世界を知ってほしいと願っています。

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はじめて読む『建築士のバトン』読み方ガイド
はじめて読む「建築士のバトン」読み方ガイド 「建築士のバトン」というシリーズを書き始めてから、気がつけば本編・スピンオフ・新章を合わせて25冊 なりました。 読者の方から、ときどきこんな質問をいただきます。 「どこから読めばいいですか?」確かにシリーズが増えてくると、最初に読む本が分かりにくくなります。そこで今回は、「建築士のバトン」読み方ガイドをまとめてみました。 まずはここから(おすすめ) はじめて読む方は、まず 本編第1巻 から読むのがおすすめです。 本編シリーズでは、建築士として成長していく主人公と、建築の世界で働く技術者たちの物語が描かれています。 設計の仕事。 現
Haruka Tateishi

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『新刊』建築士のバトン【挑戦編】
建築の世界にいると、ふと感じる瞬間があります。 「自分はこのままでいいのか」と。 周りはどんどん成長していく。 資格を取り、役職を上げ、次のステージへ進んでいく。 その中で取り残されたような感覚。 誰にも言えない焦り。 『建築士のバトン』は、そんな“言葉にできない気持ち”に寄り添う物語です。 特別な人の話ではありません。 どこにでもいる、一人の技術者のリアルな軌跡です。
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『新刊出版』
『新刊発売』 『建築士のバトン 新章第4巻 責任を設計する』 六〇歳で設備設計一級建築士に挑んだ理由。それは責任から逃げないため。 このKindle版はこちら(リンクhttps://amazon.co.jp/kindle-dbs/storefront?node=2275256051) #建築士のバトン #設備設計一級建築士 #工事監理 #リーダーシップ #資格 #建築基準法改正 #耐震偽装 # AI設計 #未来の建築 #起業 #倒産 #学歴 #高校中退 #姉歯事件
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60歳で設備設計一級建築士に合格した勉強法
60歳で新しい資格に挑戦する。 そう聞くと、多くの人はこう思うかもしれません。 「今さら?」 しかし私にとって、その挑戦には大きな意味がありました。 私は長く建築の仕事をしてきました。 設計、現場、そして経営。 一級建築士として設計の仕事を続け、33歳のときには会社を起業しました。 その会社は約20年続きました。 しかし、会社は最終的に倒産という結果になりました。 そのとき私は思いました。 「もう一度、建築を学び直そう」 建築という仕事は、一生勉強が続く仕事です。 構造、設備、施工、法規。 建物は多くの技術によって成り立っています。 その中でも、私は「設備」の世界
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『新刊予告』
『建築士のバトン 新章第4巻 責任を設計する』 六〇歳の挑戦の記録です。 『設備設計一級建築士を取得しよう』を読んでくださった方へ。 あの挑戦の“その後”を書きました。 試験対策ではありません。 資格の意味を問い直す一冊です。 #建築士のバトンシリーズ
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『新刊』建築士のバトン【挑戦編II】
新刊を出版しました。 建築士のバトン【挑戦編Ⅱ】 ― 判断から逃げるな ― 現場で何度も感じてきた「違和感」。 その正体と向き合った一冊です。 設計・施工に関わる方に、ぜひ読んでいただきたいです。
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【新刊予告】 『設備設計一級建築士を取得しよう』の“その後”を書きました。 『建築士のバトン 新章第
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『建築士のバトン』倒産の影
「会社が倒産した日、私は現場で泣いた」建築士のバトン 建築の仕事をしていると、いろいろな出来事があります。 嬉しいこともあれば、どうしても忘れられない出来事もあります。 私にとって、その一つが「会社の倒産」です。 私は建築の世界で長く仕事をしてきました。 若い頃は大工として現場に入り、その後設計の道に進み、一級建築士の資格を取得しました。 そして33歳のとき、思い切って会社を起業しました。 建築の仕事が好きでした。 現場が好きでした。 図面が建物になっていく瞬間が好きでした。 会社は順調な時期もありました。 多くの現場を経験し、たくさんの人と仕事をしてきました。 しか
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『建築士のバトン』
建築士のバトン シリーズ紹介 建築という仕事は、多くの人の努力によって成り立っています。 設計者。 現場監督。 大工。 設備技術者。 電気技術者。 一つの建物が完成するまでには、数えきれないほどの人の技術と経験が集まります。 「建築士のバトン」は、そんな建築の世界で働く技術者たちの人生と挑戦を描いたシリーズです。 建築の仕事は決して簡単ではありません。 図面の責任。 現場の判断。 組織の問題。 経営の苦しさ。 それでも多くの技術者がこの仕事を続けているのは、建築という仕事の面白さがあるからです。 図面だったものが建物になる。 多
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新刊 建築士のバトン【挑戦編】
挫折から始まった、ひとりの建築士の物語。 高校中退。現場仕事。夜間学校。 決して恵まれたスタートではなかった。 それでも、建築士になることを諦めなかった。 本書は、一級建築士として歩んできた著者の実体験をもとに描かれた、リアルな成長の記録である。 資格取得の苦しさ。 現場での厳しさ。 人を育てる難しさ。 組織の中で生きる葛藤。 華やかな世界の裏側にある「本当の建築士の姿」がここにある。 そして、この物語はただの成功談ではない。 何度も立ち止まり、迷い、それでも前に進み続けた記録である。 ・これから建築士を目指す方 ・資格試験に挑戦している方 ・仕事に悩んでいるすべ
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建築士ォ目指す人へ私が伝えたいこと
建築士を目指す人へ、私が伝えたいこと』 建築士を目指している人から、ときどき相談を受けることがあります。 「建築士になってよかったですか?」 「この仕事は続けていけますか?」 建築士という仕事は、決して楽な仕事ではありません。 図面を描く責任。 現場での判断。 施主との打合せ。 構造や設備との調整。 一つの建物を完成させるためには、多くの人と協力しながら仕事を進める必要があります。 そして建物は、何年も残ります。 そのため、建築士の判断には大きな責任があります。 しかし、それでも私はこの仕事を続けてきました。 なぜか。 それは、建築という仕事には特別な魅力があるか
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建設現場を背景に、ヘルメットをかぶった作業員が設計図を持つ「建築士のバトン 挑戦編Ⅱ」の表紙。「判断から逃げるな」というメッセージと、速水拓海氏の著書であることが示されている。現場での判断の重要性を強調。
建設現場の夜景を背景に、「建築士のバトン 挑戦編」の紹介。「資格の壁を越えろ」「責任」といったメッセージが書かれ、資格試験挑戦者や建築士を目指す人、仕事に悩む人へ向けた内容。
建設現場を背景に、ヘルメットをかぶった作業員が設計図を持つ。「現場で信頼される建築士とは」という問いかけと、「判断しなければ、現場は止まる。」というメッセージが書かれている。立石遥氏の著書。
『新刊発売』建築士のバトン
新刊を出版しました。 建築士のバトン【挑戦編Ⅱ】 ― 判断から逃げるな ― 現場で何度も感じてきた「違和感」。 その正体と向き合った一冊です。 設計・施工に関わる方に、ぜひ読んでいただきたいです。
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