動画の学校の受講生Kさんは、市民マラソン大会の記録映像を任されていた。ゴール地点に3台のカメラを並べ、あとから音声の波形で自動的に同期させる予定だった。ところが編集ソフトが、なぜか正しく揃えてくれない。
彼女から届いた素材を見せてもらうと、原因はすぐに見えた。1台だけ、時間の刻み方が不揃いなカメラが混ざっていたのだ。波形を読み取る仕組みは、時間軸が歪んでいる素材を苦手とする。
私は該当のカメラだけを整える手順をKさんに伝えた。数分の作業のあと、自動同期はあっさり成功した。「原因さえわかれば、こんなに簡単なんですね」と彼女は驚いていた。
現場で機材を選ぶとき、性能の良し悪しだけでなく、時間軸の性質まで意識できる人は多くない。だからこそ、これを知っているだけで一歩抜きん出ることができる。Kさんは次の大 会から、機材選定の基準そのものを変えた。
複数動画素材における可変フレームレート(VFR)の編集処理技術と可変ビットレート(VBR)の機構的評価
https://note.com/videolife/n/n54f1733f8e11














































