読書タイム#54
『月の立つ林で』 青山美智子
*あらすじ*
長年勤めた病院を辞めた元看護師、夢を諦めきれない芸人、家族関係の変化に寂しさが募る二輪自動車整備士、自立を願う女子高生、仕事と家庭のバランスに悩むアクセサリー作家。下を向きがちな毎日の中で、彼らが耳にしたポッドキャスト『ツキない話』。月に関する語りを聴く中で、彼らの心も満ち欠けを繰り返しながら、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。
*感想*
私が好きな連作短編でした!伏線回収がしっかりある作品っていいですよね!
やっぱり読み終えて、「あー、この人の作品良かったな」と思える、胸が温まる作品でした。
ミステリーでハラハラするのもいいですが、たまにはホッコリするのもいいですね。最後も驚きの事実が隠されてるのもま た良きです🙆♀️
ぜひ読んでみてください✨
検索で「月の立つ林で 青山美智子」「月の立つ林で 表紙」を見ている方って、作品の雰囲気が自分に合うか(重い?泣ける?ほっこり?)と、表紙デザインの意味合いを知りたいことが多い気がします。私もまさにそれで、表紙の“青”と“黒猫”に惹かれて手に取りました。 まず読後感は、じんわり温かいタイプ。大きな事件がドーン!というより、日々の疲れや迷いを抱えた登場人物たちが、同じポッドキャスト番組『ツキない話』を耳にしたことで、心の向きが少しずつ変わっていく感じです。連作短編なので「今日は1話だけ…」がしやすいのに、気づくと次も読みたくなるのが良かったところ。しかも最後に向けて「あ、あれってそういうことだったの?」という伏線回収がちゃんと待っていて、読み終えたあとに最初の章を見返したくなります。 「表紙」について。私が見た本は、青い表紙に黒猫、月、木々のデザインで、夜の静けさと少しのやさしさが同居している印象でした。派手さはないのに目に残るのは、青の深さと月の存在感のおかげかも。物語自体も“月の満ち欠け”みたいに、気持ちが揺れたり満たされたりするので、表紙のモチーフがそのまま作品の空気を表しているように感じました。写真で見て気になった人は、実物だと青のトーンがさらにきれいに見えると思います。 読む前に知っておくと安心なのは、ミステリーのような怖さやグロさはほぼなく、やさしい連作短編だということ。忙しい時期や、ちょっと気持ちが沈みがちな時に読むと、派手にテンションを上げるというより“呼吸が整う”感じでおすすめです。 もし購入を迷っているなら、表紙買いでも後悔しにくい一冊だと思いました。読み終えたあと、青い表紙の黒猫と月を見るだけで、作中の優しい空気がふっと戻ってくるのも嬉しいポイントです。

これは気になります👍