看護実習 日常生活動作(ADL)|「できる」と「している」の違いを確認
ADLの評価では、自立か介助かだけでなく、食事・更衣・移動などのどの動作に、どのような支援が必要か迷いやすいポイントです。
記事では、入院前と現在の変化、「できるADL」と「しているADL」の違い、症状や環境を踏まえた支援・環境調整の考え方を整理しました。
実習前や記録作成時に見返せるよう、保存しておきましょう。
#ADL
ADL(日常生活動作)の理解と評価は看護実習で特に重要なスキルです。私自身、実習中に一番戸惑ったのは「できる」と「している」の違いを見極めることでした。例えば患者さんが自力で更衣できる能力があっても、実際には疲労感や痛みで介助が必要な場面が多いこともあります。こうした差を認識することで、より的確なケア計画を立てることができました。 具体的には、食事動作一つを取っても、食姿勢の保持から食物の操作、飲み込みまで多くの過程があります。それぞれの段階でどこに支援が必要か詳細に観察することが患者さんのQOL向上につながります。さらに、入院前と現在の状況を比較し、退院後の生活環境に適した支援や福祉用具の選定も考慮しましょう。 ADL評価にはBarthel IndexやKatz Indexなどの尺度が使われていますが、私は実習中にこれらを用いて点数化するだけでなく、心理的な疲労や痛みの有無、安全性の確保といった質的側面も丁寧に記録しました。このアプローチが、日常生活支援の質を高めるうえで非常に有用だと感じました。 また、「できる」と「している」が異なる理由としては、患者さんの心理状態や環境の違いも大きいです。病院内では自立していても、自宅の段差やトイレの配置で難易度が変わるため、環境調整の必要性を常に頭に入れておくことが大切です。私の経験では、患者さんに合わせた介助や福祉用具の提案を実践することで、患者さんの自立支援が効率よく進みました。 このように、ADL評価は単なる動作確認だけでなく、介助の詳細な内容や環境面の調整を含めた多面的な視点が必要です。看護実習や現場での記録作成に際し、「できる」と「している」の違いを意識して、患者背景や症状変化をしっかりと踏まえた支援計画を作成してください。








