読書タイム#51

拷問依存性櫛木理宇

*あらすじ*

廃墟と化したラブホテルで、男性と思しき全裸の遺体が発見される。所持品はなく、指は切断され、歯も抜かれ、身元の特定は難航。検死の結果、全て被害者が生存中の所業だった。あまりの惨忍さに「せめて怨恨であってくれ」と願いながら捜査に当たる高比良巡査部長らだったが、再び酷似した事件が発生する。これは復讐か、または連続快楽殺人か。

*感想*

久しぶりにモキュメンタリーから離れてミステリー読んだけど、やっぱりミステリーも好きだなと思った作品でした。色んな人の目線でストーリーがあり、まさかの時系列がバラバラだった!でも最後はそうだったんだァと思わず言いたくなる内容で満足です。ぜひ読んでみてください!

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2025/11/26 に編集しました

... もっと見る※ここからネタバレを含みます。 『拷問依存症』は、最初に提示される事件の“異常さ”が強烈で、読んでいる間ずっと「これは怨恨なのか/快楽なのか」という問いに引っぱられました。遺体の損壊描写があるので苦手な人には注意なんですが、個人的にはゴア要素そのものより、捜査側の「せめて怨恨であってくれ」という祈りに近い感情がリアルで、そこが一番怖かったです。 ネタバレとして面白いのは、章ごとに視点が切り替わるだけじゃなく、時系列が意図的に前後しているところ。最初は「人物紹介が多いな」くらいで読んでいたのに、途中から“同じ出来事を別の角度で見せられている”感覚が出てきて、そこから一気に吸い込まれました。気づいた瞬間、過去に読んだ場面の意味がひっくり返るのが気持ちよくて、まさにミステリーの醍醐味。 結末に関しては、犯人当てのスッキリだけじゃなく、「なぜそこまでの行為に至るのか」という動機の不穏さが残るタイプでした。読後に「あの台詞は保険だったのか」「あの違和感は伏線だったのか」と思い返したくなる作りで、ページを閉じてからもモヤっとした余韻が続きます。私はこの“気持ち悪さの後味”が逆にクセになりました。 これから読む人向けに、ネタバレ前提の楽しみ方もメモしておきます。 ・各章の「時間」「場所」「誰の視点か」を軽くメモすると、時系列トリックが見えた瞬間の快感が増します。 ・登場人物の言葉の選び方(断定/曖昧/主語を抜く)に注目すると、後半の腑に落ち具合が変わります。 ・“拷問”という刺激に目を奪われがちだけど、実は人間関係の歪みや執着の描写が芯なので、そこを追うと理解が深まります。 表紙に「13万部突破」やシリーズ第4弾とある通り、読みやすさはしっかりあるのに、ちゃんと嫌なところまで踏み込んでくる作品でした。ネタバレを知ったうえで再読すると、序盤の配置がいかに計算されているかも分かって、私は2周目も楽しめました。

2件のコメント

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紗也香

すごい気になります! お腹の辺りひゅんてなる系ですか?←下手な表現ですみません… 本屋さんで探してみます♪

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