ボクが作った朝ごはんを食べるおおやまくみ165
秘密基地②
その日から、基地には毎日みんなで集まるようになりました。
ビー玉を並べるカノジョと、横でしっぽを振るキミ。
ボクは二人?を眺めながら、なんとなく“この秘密はずっと続く”って思ってしまいました。
でも、秘密っていうのは、きっと誰かに見つかるためにあるんだと思います。
ある夕方、いつものように基地に行くと、
屋根のブルーシートの端っこがめくれていて、中に足あとが残っていました。
ボク達以外の、知らない誰かの足あと。
自分はともかく、誰かにいじめられて逃げて来た女の子のコトだけは絶対に守られなければならないと 心に誓います。
「ね?お腹空いてない?」
いつの間にか隣にちょこんと座っていて耳元で話し掛けられたので凄くびっくりしました。
パンにマーガリンを塗ってコロッケを挟んで2人で食べます。
(ソースがあれば良かった)
「あっ、ソースが欲しかった?」
何で分かったのか知らないけど、ボクは気にしないでむしゃむしゃ食べ続けます。
正直に言うと学校の給食では全然足りないのでいつもお腹を減らしていたから。
「パンをあげたんだから今日から名前で呼ぶこと」
お互いに名前で呼び合うと秘密を共有したような気分になります。
それからはキミに名前を付けて無いことに気が付いて、ボク達は日が暮れるまで2人で名前を考え続けました。
「じゃあマックスにしましょう?とてもいい名前だわ」
もう暗いから送って行くと言うとカノジョは自転車だから大丈夫と言ってさっさと帰って行きます。
次の約束なんて無かったけど、いつまでもこんな時間が続くとボクは信じていました。
夕日の中に消えて行くカノジョを見送った時、いままで感じたことのない不思議な気分で胸がいっぱいになりました。
その気持ちがなんなのかボクはまだ知りませんでした。
子供の頃に秘密基地を作って友達と過ごした思い出は、誰にとっても特別なものだと思います。私も子供時代、近所の友達と一緒に木の枝やブルーシートで簡単な基地を作り、楽しい時間を過ごしました。まさにこの物語のように、秘密を共有することで仲間との絆が深まり、特別な場所として記憶に刻まれていくのです。 この作品では、給食だけでは足りないお腹を満たすために作ったコロッケパンのエピソードが、リアリティと温かさを与えています。子供は成長期でお腹が空きやすく、それを友達と共有することが友情の証にもなるのが良く分かります。私も小学生の頃、友達の家で手作 りのお弁当を分け合った経験があり、その時の何気ない優しさが今でも心に残っています。 また、「名前で呼ぶこと」を約束するシーンは、互いに認め合い親しみを深める象徴的な瞬間です。名前を付けることで存在の認識が強まり、秘密基地の仲間としての一体感が増します。私も犬を飼っていたとき、名前をつけることで家族の一員としての愛着が強くなりました。 このように、秘密基地の物語はただの遊び場所ではなく、子ども同士の絆や優しさを育む貴重な場所として機能します。大人になっても心の奥底に残る、かけがえのない思い出。皆さんもぜひ、自分の子供時代や周囲の人と共有した温かなエピソードを振り返りながら、この物語に触れてみてください。きっと日常の中に小さな幸せや成長のヒントが見つかるはずです。






















































